噛む・叩く・蹴る — 攻撃性の発達経路

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対象
1〜4歳の子の保護者
文字数目安
2,400字
ステータス
ドラフト v1(査読論文中心)

リード

ある日、子どもが友達を噛んだ、と保育園から連絡がくる。次の週は、別の子を叩いた。家では下の子のおもちゃを取り上げて、抵抗されたら蹴った。

その瞬間、頭をよぎるのは、たぶんこういう問いだ。「これは異常なのか」「うちのしつけが悪いのか」「このままだと暴力的な子になるのか」。

結論から書くと、2 歳前後の子が叩き・噛み・蹴りを示すのは、発達研究の蓄積から見ればむしろ標準である。減っていくのが標準であり、ピークがそこにあるのも標準だ。問題は「攻撃的かどうか」ではなく、「その後どう変化していくか」のほうにある。この記事では、攻撃性の発達経路を縦断研究のデータで整理し、保護者が見るべき線がどこにあるのかを考える。