育児ログを夫婦で共有する/しないの判断 — 共有は美徳でも義務でもない

読了時間 約 8 分English version available
対象
0〜6歳の子の保護者(夫婦・パートナー・共同養育者)
文字数目安
2,400字
ステータス
ドラフト v2(査読付き論文を中心に出典付与)

リード

育児記録アプリを使い始めると、ほどなくして「これ、相手にも共有する?」という小さな分岐に立たされる。

授乳の時間、寝た時間、機嫌、写真、ちょっとしたメモ。一日に書きためたものを、パートナーがどう見るか、あるいは見ないか。共有設定のスイッチひとつだが、その背景には「育児に関するお互いの距離感をどう設計するか」という、もう少し重い問いが隠れている。

世間では「共有すれば信頼の証、共有しなければ不誠実」のような語られ方を見かける。しかし、それは少し雑な見立てだ。共有することで関係がよくなる家庭もあれば、共有しないことで健全さを保っている家庭もある。本稿では、その判断軸を整理してみる。