リード
「子育ての方針でパートナーと意見が合わない」という話は、どの家庭でも一度はある。寝かしつけの流儀、離乳食のペース、泣いたときに抱き上げるかどうか。日々の小さな判断が折り合わないとき、それは単なる「夫婦の相違」として処理されることが多い。
ところが研究は、こうした養育者間の協調の質——共同養育(coparenting)の質——が、子の心理・行動的発達に独立した影響を持つことを繰り返し示している。夫婦関係の問題でも、個々の親の問題でもなく、養育者がどう協力しているかが、ひとつの発達変数になりうるという知見は、実践的な意味を持つ。