抱っこ紐の選択 — エビデンスの厚みと薄み

読了時間 約 8 分English version available
対象
0〜18ヶ月の子の保護者
文字数目安
2,400字
ステータス
ドラフト v1(査読付き論文を中心に出典付与)

リード

抱っこ紐は、現代育児のインフラに近い。新生児期から使えるもの、腰だけで支えるもの、おんぶに切り替えられるもの。商品の選択肢は年々増え、SNS には「比較レビュー」の動画があふれている。

不思議なのは、これだけ普及しているにもかかわらず、「結局、どれを選べばいいのか」のエビデンスは意外に薄いことだ。一方で、別のいくつかの主張については、思った以上に厚いエビデンスが積み上がっている。本稿では、抱っこ紐をめぐる言説を、エビデンスが厚いところ薄いところに分けて整理する。商品選びの結論を出すのではなく、何を根拠に何が言えて、何が言えないのかの輪郭を引きたい。