リード
絵画教室の作品、ピアノの録音、体操の試合映像、習字の半紙。学童期6年間で蓄積される習い事の記録物は膨大だ。それらを「いつか整理しよう」と思いながら放置し、気づけば段ボールが増え、データフォルダが肥大化していく。
一方で、ただ溜めるだけでは記録の意味は薄い。教育研究が繰り返し示してきたのは、「蓄積」と「振り返り」はまったく別の行為であり、後者がなければ記録は成長のフィードバックとして機能しないということだ [1,2]。
この記事では、K-12教育で研究が蓄積されてきた「ポートフォリオ学習」の知見を手がかりに、家庭での習い事記録をどう設計すれば子ども自身の成長に資するかを考えてみる。