リード
音読をさせると淀みなく読む。でも「この話、どういう内容だった?」と聞くと、言葉に詰まる。そういう子が小学3年生前後に突然増える。
「読めているのに、内容がわからない」という状態は、親からすると不思議に映る。文字を正確に声に出しているなら、意味もわかっているはずではないか、と。しかし読み書き教育の研究は、この2つを別の能力として長年区別してきた。音読の流暢さ(decoding)と、読んだ内容の理解(comprehension)は、異なる認知プロセスに支えられており、小学校低学年から中学年への移行期に乖離が起きやすい。
なぜ小3なのか。そして、乖離に気づいた親は何ができるのか。