「初めての笑顔」はいつ?— 体感と医学的目安のズレに、誠実に向き合う

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対象
0〜1歳の子の保護者
文字数目安
2,400字
ステータス
ドラフト v2(査読付き論文を中心に出典付与)

リード

「うちの子、生後3日でもう笑ったんです」と言う親がいる。「いえ、本当に笑ったのは2ヶ月過ぎてからでした」と言う親もいる。どちらも嘘をついていない。どちらも自分の目で見たものを、そのまま話している。

それなのに、育児書を開くと「初めての笑顔は生後6〜8週ごろ」と書かれていて、戸惑う。自分が見たあの笑顔は、何だったのか。早すぎたのか、遅すぎたのか、勘違いだったのか。

この食い違いの正体は、実は単純だ。「笑顔」という一語のなかに、医学的にはまったく別の現象が二つ詰め込まれている。そして、どちらを「初めて」と数えるかは、本来、親が決めていい問題でもある。