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シェアレンティングの12年後 — 0歳から投稿された写真が12歳の本人に届く日

執筆: 森口 蓮音2026年5月15日 公開2026年5月18日 更新読了時間 約 6 分English version available
対象
0〜6歳の子の写真をSNSに投稿してきた保護者で、子が大きくなるにつれて「あれでよかったのか」と考え始めた人

3行まとめ

  • ·シェアレンティング第一世代の調査では、10代の子の多くが親の投稿を「恥ずかしい」「必要ない」と受け止めており、親を信頼していても「投稿前に許可を取ってほしい」と望む声が一貫して見られる
  • ·親の動機は記録保存・育児仲間との繋がり・孤独の緩和という複合的なものだが、子への影響への意識が二次的になりやすく「誰に見られるか」の不可視性が問題の核心にある
  • ·過去の投稿は変えられないが、10〜12歳になった時点で過去の写真を一緒に見返し削除・非公開を子と一緒に判断するという遡及的対話が現実的な次のステップになる

目次

  1. リード
  2. シェアレンティングとは何だったか
  3. 第一世代の証言
  4. 親の動機と子の体験の齟齬
  5. 「投稿した後」に何ができるか
  6. まとめ
  7. References

リード

FacebookやInstagramが普及した2010年代初頭に生まれた子どもたちが、今10代になりつつある。自分が0歳のときから親に写真を投稿されてきた「シェアレンティング: share(共有)+parenting(育児)の造語。親が子の写真や情報をSNS等に投稿する行為。子のプライバシー権との関係で議論されている第一世代」だ。

彼らが親の投稿をどう感じているかを示す調査研究が、近年ようやく蓄積されてきた。その結果は、投稿してきた親にとって、簡単には受け取れない内容を含んでいる。

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