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メタ認知の芽生え — 「わかっている」を知る

執筆: 森口 蓮音2026年5月13日 公開2026年5月17日 更新読了時間 約 5 分English version available
対象
4〜6歳の子の保護者

3行まとめ

  • ·「わかった」と言いながら違うことをする子どもは嘘をついているのではなく、自分の理解を正確に把握するメタ認知能力が発達の途中にある
  • ·5〜6歳ではメタ認知は言葉で説明できる形よりも行動の中に現れる手続き的な形をとることが多く、観察しないと見落とされやすい
  • ·「どこがむずかしかった?」と問い、失敗を問題解決の素材として扱う関わりが、自分の理解の限界に気づく能力の発達を支える可能性がある

目次

  1. リード
  2. メタ認知とは何か
  3. 5〜6歳の子どもは何ができるか
  4. 観察研究が示す「できていること」
  5. 大人にできること
  6. まとめ
  7. References

リード

「わかった!」と言った直後に、全く違うことをやっている。「できる」と言い張って挑戦し、すぐ諦める。「知ってる」と言ったのに、説明を求めると黙ってしまう。

4〜6歳の子どもと過ごしていると、こういう場面に何度も出会う。これを「嘘をついている」や「自信過剰」と片づけるのは、少し早い。子どもが「自分の知識や理解について正確に把握する能力」——メタ認知——を発達途上にあるという事実を見落とすことになる。


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