1. Memori
  2. ›
  3. コラム

卒園式と「節目」の心理 — 親側の記憶を残す

執筆: 森口 蓮音2026年5月13日 公開2026年5月17日 更新読了時間 約 5 分English version available
対象
子どもの卒園・入学を控えた保護者

3行まとめ

  • ·卒園式の涙は感傷ではなく、儀式が持つ移行の意味づけ機能と、親自身の人生回顧が同時に起動した複層的な反応だ
  • ·「園児だった頃の子ども」との関係が終わるという曖昧な喪失は、正当な悲嘆であるにもかかわらず認識されにくい
  • ·記録は子どものためだけでなく、親が体験を意味として処理し次の段階へ進むための、自分自身への贈り物になる

目次

  1. リード
  2. 儀式が果たす役割
  3. 親が体験していること
  4. 「曖昧な喪失」という概念
  5. 親の記憶を「残す」という選択
  6. まとめ
  7. References

リード

卒園式が終わったあと、子どもはあっという間に友達のところへ走っていった。写真を撮ろうとしたら、もう背中しか見えなかった。

あの式の間、子どもよりも自分のほうが泣いていた。なぜあんなに泣いたのか、帰り道で考えた。子どもへの感傷だけでは説明できない何かが、あの場にはあった気がする。

節目の儀式が、なぜ人を動かすのか。そして親にとって、卒園式という体験はどのような意味を持つのか。心理学と家族療法の知見を手がかりに、考えてみたい。


Partner Ultra / Ultra 限定

この続きは、Partner Ultra / Ultra 会員限定です

命や安全に関わる情報は無料で公開しています。発展的な内容は、めもりアプリの会員限定でお読みいただけます。

全部アプリで見るサインインして続きを読む →

すでに会員の方は、サインインすると続きがこの場で表示されます。

めもりアプリでは

めもりアプリでは、撮った写真と付けた記録が、探せて・見返せて・持ち出せる形で残るようにしています。

  • 写真と動画は容量無制限。お子さんごとにアルバムが分かれます
  • 「去年の夏、海で」のような言葉で、写真を探せます
  • 月を選んで、日記ブックを PDF に書き出せます
  • 記録は丸ごと書き出せます。めもりの中に閉じ込めません
めもりについて詳しく →
← 前の記事タブレットとの距離 — 5〜6 歳のテクノロジー運用次の記事 →メタ認知の芽生え — 「わかっている」を知る

関連記事

  • お小遣いのスタート — 金融教育の研究
  • 祖父母と育児記録の共有 — どこまで・どう開くか
  • 友達関係の複雑化 — 5〜6歳で起きていること