リード
「いつから始めればいいか」はわかった。では、始めた後に何がどう変わるのか。
離乳食には4つの段階がある。初期・中期・後期・完了期という区分を耳にしても、「なぜその順番で、何を変えるのか」という機能的な理由まで説明されることは少ない。月齢の目安だけを見て進めようとすると、子の準備ができていないのに形状を変えてしまったり、逆に準備ができているのにいつまでも初期食を続けてしまったりする。
この記事では、4段階の背景にある口腔・咀嚼機能の発達を軸に、各ステージで「何が変わり、なぜ変えるのか」を整理する。月齢はあくまで目安にすぎず、移行の判断は子の発達サインを基準にすることが、WHO補完食ガイダンス [1]、ESPGHAN 2017年ポジションペーパー [2]、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019改定) [3] を通じた共通認識になっている。