撮ることで忘れる — photo-taking impairment effect を育児記録に活かす

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対象
育児中に「写真を撮りすぎていて、肝心なことを覚えていない」と感じたことがある保護者
文字数目安
1,800字
ステータス
ドラフト v1

リード

子どもの誕生日パーティが終わった後、300枚の写真を撮ったのに、肝心の「あの顔」が思い出せない——という経験がある人は少なくないはずだ。ケーキに初めて火がついた瞬間、子がどんな表情をしていたか。何色のシャツを着ていたかは写真で確認できる。しかし、あの場の空気、子の声、鼻をくすぐった甘い匂いは、なぜか記憶に薄い。

これは親の注意力が足りなかったせいではない。カメラを向けることが、記憶の形成そのものを妨げるという現象が、認知心理学の実験で確認されている。