リード
「子どもはぽっちゃりしているくらいがちょうどいい」「中学になれば運動で引き締まる」——そんな言葉を、子育ての場でよく耳にする。
根拠のない楽観ではないにせよ、縦断的なデータに照らすと、この見方は部分的にしか正しくない。肥満のある学童が成人になってもその状態が続く割合は、決して小さくない。そして逆に、「いずれ自然に解決する」と様子を見続けることが、介入の窓を狭める可能性もある。
この記事では、「成長で抜ける」という言説の実態を数字で確認し、家庭がどう構えるかを考える材料を提供する。恐怖を煽る意図はない。確率として、正直に。