育児期の親自身の人生記録 — 自伝的記憶と新しい章

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対象
子どもを持つ保護者(自分自身の変化に気づき始めた人々)
文字数目安
2,400字
ステータス
ドラフト v1

リード

育児記録とは、子どもの記録だ、と思っていた。

しかしある日気づく。記録の中に、自分がいる。子どもが初めて笑った日の短い一行に、「今日はあまり眠れていない」と添えてある。午前二時の授乳記録には時刻だけがある。入園の朝の写真の隅に、自分の指が写っている。

子どもの成長記録は、親自身が変容した時代の地層でもある。この記事は、育児期に親が経験する「自分の物語の書き換え」について書く。そしてMemoriコラム全100本のしめくくりとして、記録という行為の意味をもう一段引いた視点から問い直したい。