1. Memori
  2. ›
  3. コラム

旅行・帰省 — 時差、気圧、初めての環境

執筆: 森口 蓮音2026年5月14日 公開2026年5月18日 更新読了時間 約 9 分English version available
対象
0〜3歳の子の保護者(旅行・帰省シーズン)

3行まとめ

  • ·乳幼児の耳管は成人より短く水平に近いため気圧平衡が難しく、離着陸時の授乳・吸啜(おしゃぶり)で飲み込む動きを促すことが、耳管の開放を助ける対処として勧められている
  • ·旅行先での睡眠確保には、パジャマ・寝かしつけの手順・慣れたぬいぐるみなど「就寝の手順の一貫性」を再現することが、慣れない寝場所での睡眠を助ける(ルーティンそれ自体の効果を示した研究がある)
  • ·新生児ではチャイルドシートに 60 分座るだけでも酸素飽和度の平均値が下がったという報告があり、長距離の自動車移動では日中ならおおむね 2〜3 時間ごとに停車し、シートから降ろして休ませることが勧められている

目次

  1. リード
  2. 航空機内の気圧変化と乳幼児の耳
  3. 時差と概日リズム — 乳幼児での特性
  4. 睡眠環境の変化と「慣らし」
  5. 自動車での長距離移動
  6. まとめ
  7. References

リード

年末年始やお盆の帰省、あるいは初めての家族旅行。乳幼児を連れた移動は、子どもにとっても保護者にとっても、日常とは異なるストレス源が重なる。

機内での耳の痛み、到着先での夜泣き、慣れない寝場所でのぐずり — これらは「旅行あるある」として諦めて対処されることが多いが、その背後にある生理的な機序を知ると、対処法の選択肢が変わる。問題が起きてから慌てるより、何が起きているかを事前に知っておくほうがいい。

Partner Ultra / Ultra 限定

この続きは、Partner Ultra / Ultra 会員限定です

命や安全に関わる情報は無料で公開しています。発展的な内容は、めもりアプリの会員限定でお読みいただけます。

全部アプリで見るサインインして続きを読む →

すでに会員の方は、サインインすると続きがこの場で表示されます。

めもりアプリでは

めもりアプリでは、買うもの・行った場所も、記録の一部として残せるようにしています。

  • おむつやミルクの残りを、家族のあいだで共有できます
  • おむつのサイズは、体重からの目安が分かります
  • 行った場所が地図に残ります
めもりについて詳しく →
← 前の記事真冬の育児 — RSV / インフルエンザシーズンの判断基準次の記事 →引っ越しと子の適応 — 環境変化の研究

関連記事

  • 赤ちゃんと飛行機 — 何ヶ月から乗れる? 月齢制限の根拠と中耳への影響
  • 真夏の育児 — 熱中症と乳幼児の体温調節
  • 思春期の訪れ — 成長スパート・早発症・Tanner段階