育児記録の心理学 — なぜ書くと楽になるのか

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対象
0〜6歳の子の保護者全般
文字数目安
2,300字
ステータス
ドラフト v1

リード

育児の記録を続けている人に「なぜ書いているのか」と問うと、「子どもの成長を残したいから」という答えが多い。それは本当のことだ。しかし記録を続ける人が肌で知っているもうひとつの事実がある——書いた日の夜は、少しだけ頭が軽い、というものだ。

この「書くと楽になる」という感覚は、主観的な錯覚ではない。1986年から積み上げられてきた実験的研究が、この現象の背後にある機序を少しずつ解明してきた。記録行為の「子どもを残す」という機能と、「親自身の認知を整える」という機能を、区別しながら理解することが、記録を無理なく続けるための動機づけになるかもしれない。